公立中学校教員2年目の冬のボーナスが確定したので教員1~2年目の給料と労働環境をまとめる。

先日、冬のボーナスが入ったので、この2年間の給料についてまとめておこうと思います。

教員1年目の給料という記事などでも書いているのですが、僕が給料のことを書く理由は、現場で給料について不満を口にする人が多いので、給料や労働条件の事実、主観的なやりがいも交えながら伝えることで、だれかの職業選択の一助になれば良いなと思うからです。

本来、公立の学校教員の給料は各自治体のHPに載っており、年功序列で階級が上がっていく制度なので、大体自分の年収がどれくらいになるかは、少し調べれば教員になる前にわかります。にも関わらず、教員になってから、常々お金のことに不満を言いながら生きていくのは、あまりに悲しい。(教員になって想像以上に大変で見合ってない!と感じている人が多いように思いますが。)

ただ、自治体のHPから情報をとるのは、手間でもあるので、噛み砕いてまとめておこうと思います。

この2年間のボーナスと給料のリアル

前提

  • 社会人経験2年の教員1年目
  • 公立学校の助教諭(常勤講師とほぼ同じ)
  • 場所は田舎(東京23区内だと地域手当で月給+4万くらい)
  • 土日の部活動勤務平均6日(1日に付3000円)

1年目
月給:額面約26万5千円、手取りで約21万円
夏のボーナス:額面約12万、手取りで約8万円
冬のボーナス:額面約51万、手取りで約40万円

年収:約385万円
詳細はこちら

2年目
月給:額面約27万5千円、手取りで約22万円
夏のボーナス:額面約43万、手取りで約33万円
冬のボーナス:額面約52万、手取りで約40万円

年収:約438万円
詳細はこちら

全て、通勤手当(月額約1万)、住宅手当(月額約2.5万)など諸々の手当を含めた金額です。

労働環境

学校によりますが、僕がいる学校は、比較的落ち着いていることもあり、夏は部活が19時までなので、20時には学校を出られますし、冬は部活が18時までなので、19時までには学校を出られます。出勤はだいたい7:30~8:00なので、平日の労働時間は11時間〜12時間といったところです。

隣の学校の先生からは、荒れていて問題が多く起きるから大体21:00~22:00までは学校を出られないことが多いと聞きました。外部要因が多いため、仕事ができる人なら早く帰れるということもありません。

また、中学校の若手教員は基本的に部活動を持たされます。部活動問題対処の活動が行われていますが、現状では土日も基本的にはないと思った方が良いです。(少なくとも僕がいるエリアでは)

日曜日は休み、など独自ルールを設けている学校もありますが、部活熱心な先生の下につくと、休みはほとんどありません。僕の場合は、休めるけど休みにくい、休みの日もあるけどいつ休みなのかわからない、連休がない、というのが基本です。

長期休暇についてはかなり恵まれています。民間企業ではありえないほど長く休めます。夏休みは、思いきれば、3週間近く休むことも可能。冬休みも2週間弱。部活があるので心臓に毛を生やす必要はありますけど。

普段、人を相手にするハードな仕事なので(肉体的にも精神的にも)、長期休暇はエネルギーを蓄えるためにゆっくり休まれる方が多いです。

キャリアステップ

教育委員会にいく、教頭になる、校長になる、というステップはありますが、基本的には年功序列。評価制度もあってないようなものなので、ステップアップという考え方はあまりありません。信じられないようなことですが、1年目だろうがなんだろうが、ほとんどフィードバックがかかりません。お互いを評価するのを嫌い合う風土さえあります。仕事の中身をチェックされることもほぼありません。驚くほどに、マネジメントという概念がない。。。

また、希望もほとんど通らないので、キャリアに対して主体的な人はほとんどいません。管理職への昇進も、仕事ができるできない、ではなく、小論文などを含めた昇進試験を突破できるかできないか。とても不思議な組織です。

民間企業でのキャリアのように、スキルを高めて年収を上げていく、転職してキャリアステップを踏むといったことはできないので、自分の人生のキャリア設計をするという意味ではおもしろくないです。部活で有名になったり、教科指導で有名になったりして、本を出したり、教育大の大学教授になったりする人はいますが、ごく一部の人ですね。

よく生徒の表情や動きで自分の成長がわかるといいますが、それはそれでたしかにわかりますが、評価もなければフィードバックもかからないので、中々はっきりと成長を実感したり、モチベーションをキープするのが難しい環境ではあります。

教員はありかなしか

ここまでみるとあまり魅力的な仕事に見えないかもしれません。正直、給料、労働環境、キャリアステップという観点からみると全然魅力的な仕事ではありません。

しかしながら、やっぱり、このような教育の仕事でしか得られないやりがい(これについてはまた書こうと思います。)というものは確実に存在します。生徒の成長だったり、彼らからもらう感謝の言葉、そして彼らから学ぶことがたくさんあるということです。何度子どもたちに救われたことか。労働条件ではなく、子どもたちに救われて成り立っている仕事なんですよね。(これはこれで問題だと思ってます)

ここまで、ど真ん中に”人”に関われる仕事は少ないと思います。

仕事を通して何を得たいか?

すべてを得るのは中々難しいので、自分なりに優先順位をつけて決めることが大事かなと思います。何かの参考になれば!

久しぶりにMIIDAS(学歴と職歴を入れると想定年収を計算してくれます)を開いたら想定年収が10万円上がってた。てかいまの年収この枠に入ってないのかーい。年功序列ではなく、自力でステップアップしていきたい。