教師になりたい人は絶対に知っておくべき教師に求められる最も大事な力

今日も1日部活動の大会がありました。最近、ほんとに土日祝日がありません。

さて、今日は試合の空き時間が長くもう1人の副顧問の先生とたくさん話す時間がありました。その先生はこの前の公開授業のときも大変お世話になった先生で、とても仕事ができる人当たりの良い先生です。いろんな人から信頼されていて人脈も広く多くのことを知っています。この時期は人事が固まっていく時期のようで水面下で色々と動きがあるようなのですが、そんな話の中で「できる教師・できない教師」の話になりました。

 

そこでその先生に「よく他校の先生の名前が挙がって、あの先生はダメだという話を聞くことがありますが、そのダメな教師というレッテルを貼られている先生は具体的には何が悪いんですか?」と聞いてみました。

返ってきた答えは「生徒と関係をうまく築けない」ということでした。話を聞いていると、コミュニケーションを取っているし、生徒を理解しようともしているのだけど「とにかく子供とコミュニケーションをとるのが下手」ということでした。子供という扱うのが大変難しい生き物に伝えたいことを伝えることや、彼らをマネジメントするにはある程度の素質が求められるのかもしれません。これらは経験でカバーできるものでもあるとは思いますが、話に出てくるダメな教師というレッテルを貼られている方々はかなりのベテランなのでそれだけ難しいものだと思います。

その話を聞いて、なんとなく納得しました。僕自身のこの7ヶ月の経験を通じて、教員に求められる力は2つだと思っていて、1つ目が授業力、2つ目が子供と信頼関係を築く力です。これはビジネスで言えば、1つ目がモノやサービスの質、そして2つ目が顧客(もしくはプロジェクトメンバー)との信頼関係の構築力です。

一つ目の授業力についてはスキルで補える部分です。授業の構成や教え方については、たくさんの研修に加え、無数の書籍が出版されていて、自分の意欲次第でいくらでも身につけることができるしすぐにでも改善できるものです。ものやサービスの品質の改善はわりとすぐに着手できるのではないでしょうか。だから、こちらは大きな問題ではなく、こっちに問題があるのは本人の意欲に問題があるということだと思います。

しかし、二つ目の子供と信頼関係を築く力については一朝一夕で身につけられるものではないし、生まれつき持った(もしくは幼い頃から身につけてきた)コミュニケーション能力にも大きく依存しているものです。大前提としてコミュニケーション能力が必要で、さらに子供というものを知る必要があります。そして、その子供というものに適応したコミュニケーション能力の発揮が求められます。これについては、自分の肌感覚の経験で身につけていかないと行きません。話し方や接し方といったスキル的な部分もあるかもしれませんが、経験がなによりもものをいうと思いますし、また素質もあると思います。子供は感覚で動くので、その感覚にあったコミュニケーションを取れない人は子供と信頼関係を築くのが難しいです。1対1なら時間をかければ、本当に相手のことを想い接し続けることで必ず信頼関係というのは構築できるものだと思います。ただ、忙しい学校現場の中で、しかもたくさんいる子供たちと即座につながりを作るにはある程度のセンスというか人柄というか素質というかそういうものが必要な気がします。

ビジネスパーソンでも信頼関係を築く力はもちろん求められていますが、大人同士であれば相手のことを理解しようと頭を働かせると思います。しかし、教師が相手にするのは子供という感覚だけで動く生き物。

だから、教師になろうと思っている人には、大勢の子供と接する機会を増やしてその感覚を養ったり、自分にその素質があるのかを見極めておくことをなによりもお勧めします。この感覚は自分自身でしかわからないことなので経験するしかないです。

教師が専門職と言われる所以はここにある気がします。