人生は周りにいる人で変わる。子供は周りにいる子で変わる。

学校は社会の縮図だなんて言われますが、たしかに!と思うことがよくある。

最近、給食のときの生徒同士の会話に耳を向けていたら、班によって明らかに会話の内容の質が違うことに気付いた。僕たち教員が食事をしている目の前の二つの班の会話の違いがあまりに顕著だった。子供達の会話に耳を傾けているとけっこおもしろい。

4人中3人が成績優秀、1人が中下位という構成のA班

この班の会話は、テストの点数の会話であることが多い。定期テストから小テストまで、点数を言い合い競い合うように会話をしています。お互い高めあってるなと思った会話です。

成績中下位の男子生徒「なんでそんなに取れんの?」

成績上位の男子生徒「1日◯ページくらい自学しとけば余裕じゃない?」

成績上位の女子生徒「毎日復習すればできるでしょ。」

成績中下位の男子生徒「そんなにやってんの?やばい、やらなきゃ。」

この男子生徒はうまくいけば良い方向に引っ張られるなぁと思った。そんなときに別の成績下位の友達が会話に入ろうとやってきたのですが、勉強の会話で入り込めず、すぐに退散してしまった。

なんだかこれって前働いてた会社の飲み会でもあったような状況だなと思った。生き生きと意識高く働いている人たちが集まるテーブルと、その会話には入れない人(もしくは入ろうとしない人)たちが集まるテーブルと。

経験上、自分よりも上にいる人たちとの会話に入ることは話についていけず辛いことも多い。でもそこについていこうと努力すると、自分自身を高める努力にもつながるし、そもそも自分よりも遥かに高いレベルの人たちの会話を聞いているだけでものすごいインプットになる。その高いレベルの環境にいるといつの間にかそれが当たり前になっている自分がいたりする。

A班の成績中下位の男子生徒はそんな経験をしていて、そこにずっといればいつかその会話に普通に入っている成績上位層になっていく可能性があるんじゃないかと思った。実際は休み時間や放課後は、まったく違う人たち(自分に近い仲間)と時間を過ごしているのでそんな簡単な話ではないと思うけど、きっかけになる可能性はあると思った。

成績層バラバラ、価値観もバラバラなB班

B班はほとんど生徒同士の会話がない。彼らには共通の話題がない。そうするとどうしても少しおしゃべりな男子生徒のくだらない話が延々と続く。ときに楽しんでいるようにも見えるからそれはそれで良いと思うけど、どうしてもA班と比べると同じ時間でも、その時間の密度の違いを感じざるを得なかった。

そういう意味で、班決めなどもすべてランダムにするのではなく、ある程度、教員が「こんな成長してほしいからこういう組み合わせで班をつくってみよう」ということを意図して席替えをする必要もあると思った。大人は自分が変わりたいことや目指すべきことを意識して自ら環境を変えることができるけど、子供には制限が多いし自分自身で環境を変えるのは難しいので、こういった成長を導いてやることも先生がやるべきことなんじゃないかなぁと。

実際に授業でかなり意図して(理由もしっかり説明して)やったペア活動での教え合いはかなりうまく機能している。

今日も気づきの多い楽しい1日でしたとさ。

それでは。

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